SSブログ

たまには真面目な話を [生産管理]

『続 新 人 類 』はまた次の機会にします~。

-----------------------------------------------------------------------------

ご存知の通り、今は百年に一度の危機(by グリーンスパン)と言われてますよね~。

これまで好調だった企業(自動車、工作機械、エレクトロニクス等、特に輸出関連製造業)が

不振になってます。

大企業がリストラや減産を公表したもんだから、いわゆる中小企業製造業は先が

見えない(ひどいとこだと来週が見えない、みたいな)状況です。

だから、設備投資を控えよう だとか システム導入を先延ばしにしよう という会社が

増えてます。特にシステム関係の設備投資はお金を産まない(例えば工作機械

は効率があがる→生産量増える→売上増えるみたいにわかりやすい)ので特に減ら

す傾向にあるようです。

でも、それでいいんでしょうか?

これまでシステムに投資してきたのはお金と時間に余裕があったから?

(ま、そういう会社もありますが)

大半の会社は得意先、顧客満足のためにやってきたはずです。

ところで製造業の顧客の満足って何に基づくんでしょう?色々ありますが、やっぱり

Q(クォリティ、品質)・C(コスト)・D(デリバリー、納期)が基本のようです。

(下図参照)

無題.jpg


そして昨今はQCDの中でもコストと納期(短納期対応)に重点を置いている傾向です。

品質では差がつかなくなっている。

『いいモノを作っていれば、たくさん売れる、利益がでる。』時代は終わっているのです。

・・・・・・・

大企業がたとえば50%減産した場合、その下請先が100社あるとして、

その100社が均等に受注量が50%になるでしょうか?・・・・・・・・・・なりませんよね。

C・Dの強いところに仕事が集中してくるでしょう。

C・Dに強みがないところ、そして余程の際立った技術力がなければ仕事は減っていくでしょう。

発注側企業の下請企業の取捨選択がこれまで以上に厳しくなると思われます。

確かに予測できない不安はありますが、だからと言って何も手を打たないでおくことは

決して最善の策とは言えません。

次回(いつか?)は、システムを活用したC・D改善事例をご紹介したいと思います。
コメント(4) 

コメント 4

shinolabo

さすが!!komatsuサン本領発揮って感じですね☆
全く話がつぃてぃけません(笑)
でもぁたしが唯一分かるのは、金融危機と自分の会社の危機は関係なぃとぃぅこと。金融危機だから~とぃって努力を怠る会社はもぅダメなんだと思ぃます(´ヘ`;)
派遣切りも、もぅ少し何か対策を打ってからでも遅くなぃのでは?と思ぃます。。。
by shinolabo (2008-12-06 10:12) 

コージ

kotatsu_mr さんの本領発揮!
(shinolaboさんとコメントがかぶってる^^;)
製造業とシステムがkotatsu_mr さんの強みですね。
私も勉強しなきゃ。

by コージ (2008-12-06 11:54) 

mino-koba

本領発揮ですね!

陶磁器業界でも納期は数年前よりずっと短くなっています。
誰もが必要以上に在庫を持ちたくなくて
急に注文が入り、またいくつもの注文が重なるため
生産がパンクするメーカーもあります。

私自身も商品によっては在庫量を増やし
メーカーのパンク状態に備えている状況です。

次回の改善事例楽しみにしています。







by mino-koba (2008-12-06 22:37) 

BSO Shinyasu

まさにその通りですね!

短納期ができる為には、小ロットにすることが必要です。

短納期ができれば、次はもっと新しいオーダー体系が
出来上がると思います。

印刷業界が、同じようにできていなくて、先日の総選挙を
誤って印刷してしまった事など代表されるケースだと
思います。

品質・コスト・納期を適える企業が一人勝ちしていく時代が
しばらく続きそうですね。
by BSO Shinyasu (2008-12-07 17:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

新 人 類忘年会 1 ブログトップ
早起き生活
Powered by 早起き生活

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。