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たまには真面目な話を [生産管理]

『続 新 人 類 』はまた次の機会にします~。

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ご存知の通り、今は百年に一度の危機(by グリーンスパン)と言われてますよね~。

これまで好調だった企業(自動車、工作機械、エレクトロニクス等、特に輸出関連製造業)が

不振になってます。

大企業がリストラや減産を公表したもんだから、いわゆる中小企業製造業は先が

見えない(ひどいとこだと来週が見えない、みたいな)状況です。

だから、設備投資を控えよう だとか システム導入を先延ばしにしよう という会社が

増えてます。特にシステム関係の設備投資はお金を産まない(例えば工作機械

は効率があがる→生産量増える→売上増えるみたいにわかりやすい)ので特に減ら

す傾向にあるようです。

でも、それでいいんでしょうか?

これまでシステムに投資してきたのはお金と時間に余裕があったから?

(ま、そういう会社もありますが)

大半の会社は得意先、顧客満足のためにやってきたはずです。

ところで製造業の顧客の満足って何に基づくんでしょう?色々ありますが、やっぱり

Q(クォリティ、品質)・C(コスト)・D(デリバリー、納期)が基本のようです。

(下図参照)

無題.jpg


そして昨今はQCDの中でもコストと納期(短納期対応)に重点を置いている傾向です。

品質では差がつかなくなっている。

『いいモノを作っていれば、たくさん売れる、利益がでる。』時代は終わっているのです。

・・・・・・・

大企業がたとえば50%減産した場合、その下請先が100社あるとして、

その100社が均等に受注量が50%になるでしょうか?・・・・・・・・・・なりませんよね。

C・Dの強いところに仕事が集中してくるでしょう。

C・Dに強みがないところ、そして余程の際立った技術力がなければ仕事は減っていくでしょう。

発注側企業の下請企業の取捨選択がこれまで以上に厳しくなると思われます。

確かに予測できない不安はありますが、だからと言って何も手を打たないでおくことは

決して最善の策とは言えません。

次回(いつか?)は、システムを活用したC・D改善事例をご紹介したいと思います。
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