SSブログ

先入観は禁物よ [診断士]

今年はホントに富山に行くことが多い年でした。寒くなってから特に。

海も近くて魚が美味しいって話なんで、キトキト寿司っていう富山県ではかなり有名な

回転寿司に行ってきましたよ。

岐阜でもたまに知ってる人がいますが、知ってますかぁ?

kitokito.JPG


氷見港から毎日魚が直送されるそうで、それ聞くだけでもおいしそ~。

実際に、ぶり塩あぶり・ぶり中とろ・ぶり・・・ってぶりばっか食べてたわけじゃないんですが、

岐阜の回転寿司よりホントおいしい!食べてよかったなぁ~と思いました。


・・・が、ちょっと待てよ、と帰ってきてから思うわけですよ。食べる前から大体おいしいだろうという下地が

できてやしなかったか?と。

①岐阜→海ない、富山→海近い、新鮮だろう! ②周りの人たちの『おいしい』って評判 ③そして実際に込んでた!

などなど。

じゃ、自分的に何ときときと寿司を比較していたのか考えてみると・・・ かっ○寿司・く○寿司・スシ○ー。。。

100円均一の回転すしばっか。orz。

そりゃ値段が違うもん、おいしいと感じるよな~。せめて徳兵○に行けてれば・・・、と思う今日この頃。


・・・・・
これと同じような(違うような)ことが、組織内の人事考課でも現れます。(無理やり)

人事考課ってので何が一番難しいかというと、評価する能力の差、つまり『他人による評価の限界』が

あることなんです。”心理的誤差傾向”と言います。

詳しくは書きませんが、

①中央化傾向・・・考課者の能力不足や基準の曖昧さによって、大体標準にばっか評価し過ぎる

傾向のこと。

②寛大化傾向・・・考課者の自身のなさで、評価が甘くなってしまうこと。

③ハロー効果・・・特定の特徴によって、全体評価が惑わされること。全体的な印象、先入観を

重視するあまりそれで評価すべき特性までも見てしまうこと。きときと寿司はこんな感じ

でした。。。

④論理誤差・・・ハロー効果と似てるんですがね。特定の要素が優れてると、他も優れてるように

感じてそれが評価に繋がってしまうことです。中小企業の社長が、『元気にあいさつするやつは、

できる奴だ!』と評価しちゃうようなもんです。

(余談ですが、そこそこの規模の会社に行っても、社長が実質の人事権を握っているところは

多いですね。で、管理職がせっかく苦労して人事評価をしても鶴(社長)の一声で、ガラリと評価が

変わってしまうなんてのをよく聞きます。)

⑤対比誤差・・・考課者が自分と比べて反対の特性を持つ人を過大もしくは過小に評価してしまうこと。


う~ん、自分もよく思い当たる節があります。こういったことを無くすために、考課者の訓練を行ったり、

他の人事評価制度と絡めたりと色々対策はあるようですが、他人の評価ってのは難しいですよねー。


コメント(2) 

コメント 2

コージ

ブログ、復活しましたね~楽しみにしてます。
「寛大化」や「ハロー効果」は知ってましたが、
「心理的誤差傾向」という言葉は知りませんでした。
「きときと」って、どんな意味なんでしょうかね・・?
by コージ (2008-12-30 09:15) 

kotatsu_mr

>コージさん
コメントありがとうございます。
”きときと”は富山の方言で”新鮮な”って意味みたいですね~。

by kotatsu_mr (2008-12-31 08:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

早起き生活
Powered by 早起き生活

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。